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9107 川崎汽船 総合評価B

ポートフォリオ
よし
よし

こんにちは。よしです。
30代で純金融資産1億円を達成し、2025年10月現在1.4億円を超える純金融資産を保有しています。

現在体調を崩して働けていない状態の私は、それまでに配当収入を形成できていたことで日々のお金に関する心配が減りました。

その実体験をもとにお金に対する将来の不安があるけど、どういう基準、どういった考えで投資をすればよいのだろうという方向けに私の考えを共有いたします。

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川崎汽船(9107)の会社概要に加えて配当実績や購入理由に関してご紹介します。
※リンクはYahooファイナンスが開きます。

総評(2025年9月時点評価)

割安度成長性収益性分配優待
BBCB
時価総額安定度為替競争環境総合評価
ACABB
筆者の独自見解による総合評価

A:良い(影響あり)、B:やや良い(やや影響あり)、C:やや悪い(やや影響なし)、D:悪い(影響なし)

総評は銘柄選定時の基準を基にして、以下のような考えでつけています。(クリックで表示)

 割安度:PER10倍、PBR1倍、EV/EBITDA10倍以下を基準にする。

 成長性:成長率や将来性を考慮して定性的に判断する。

 収益性:ROIC10%とROE10%や自己資本比率を基準に、基本的に双方満たしていればBとし、特に良い場合をAとする。

 分配:連続増配年数、配当性向、総還元性向、利回りを考慮しつつ成長率や業界を考慮して判断する。

 優待:優待の利回りや使い勝手を基に判断する。なお、優待がない銘柄は(ー)とする。

 時価総額:A:3,000億円~、B:1,000~3,000億円、C:500~1,000億円、D:~500億円としている。重要度は低め。

 安定度:株価の急変動の多寡。過去推移により判断する。

 為替:為替による影響度。A:80%~、B:50~80%、C:30~50%、D:~30%としている。海外売上比率が高いとAだが、Aが良いわけではない。

 競争環境:数値面では利益率を指標とする。業界によって差があり、定性的な面も考慮しますので絶対値は設けていない。

海運市況の影響を受けるため安定度は低いものの、必須インフラという点から各種指標はよく、総合評価はBとしています。

日本郵船や商船三井とほぼ同等の評価になっていますが、川崎汽船が一番配当利回りとしては高く配当性向は低い状態になっています。日本郵船、商船三井は優待があります。

株価が下がり配当利回りが高くなれば買い増したい銘柄です。

会社概要

設立:1919年
本社所在地: 東京都千代田区
主な事業内容:製品輸送事業、ドライバルク事業、エネルギー事業、ターミナル事業、物流事業

グローバルに展開するネットワークを活用し、海上にとどまらず陸上での輸送も行い、世界のものの供給インフラを支えています。

ONE(商船三井、日本郵船、川崎汽船が共同で設立したコンテナ船事業会社)持分比率は31%で日本郵船の38%と商船三井の31%と比較すると会社規模基準では一番出資額が多く、業績に占める割合も大きくなっています。

海運業界は、新型コロナウイルスによる市場混乱による利益急騰と正常化による急落で業績の著しい変動がありましたが、中長期では緩やかな成長基調が続くことが予想されています。

配当

年度配当額(円)配当利回り(%)配当性向(%)
2014年3月期5.002.02%25.4%
2015年3月期9.442.63%29.7%
2016年3月期5.562.29%
2017年3月期0.000.00%
2018年3月期0.000.00%
2019年3月期0.000.00%
2020年3月期0.000.00%
2021年3月期0.000.00%
2022年3月期66.6711.23%8.7%
2023年3月期133.3314.22%15.6%
2024年3月期83.335.00%58.9%
2025年3月期100.004.63%21.7%
2026年3月期120.00
IR資料を基に2025年9月筆者作成

配当額・配当性向推移

IR情報を基に2025年9月筆者作成

基本配当を40円としています。2026年3月期は120円、2027年3月期は100円の配当が分配される予定です。

配当額は業績の伸長に伴い増加していますが、年次による変動が大きい状態です。

利回りは4.0%以上というところでしょうか。新型コロナウイルスの影響により物流が混乱しコンテナ運賃が跳ね上がった2022年3月期を境に大きく株価が上昇しているのが読みとれます。

それ以前の業績が振るわなかったということもあり、商戦三井や日本郵船に比べて配当利回りは高めで推移しています。

他の海運同様に再度コンテナ運賃の上昇による利益上昇と分配を願いたいところですが、2022年3月期を期にコンテナの増産が進み、短中期的にはスエズ運河の閉鎖のような地政学的リスクが顕在しない限り安定した価格水位が続くとみられています。

株主優待

株主優待は実施していません。

購入した理由

2025年1月に購入しました。理由としては日本郵船と商戦三井とまったく同じでして以下の理由です。

物流インフラを担っている点と新型コロナウイルス感染拡大による物流混乱によって、コンテナ運賃が高騰したことによる豊富なキャッシュを利用した今後の成長に魅力を感じました。

日本の輸入は重量ベースで99.6%*を海上貨物に頼っており、非常に重要なインフラとなっています。
*交易財団法人日本海事センター調査より

コンテナ市況や燃料価格、為替による利益変動は悩ましいものの、根本的には生活に必須な企業で中長期での安定度は高いと考えています。

特定の企業の個別事由に影響されないようONEを共同設立している日本郵船(9101)と商船三井(9104)も保有しています。

国内での業界再編は一通り終わったと考えており、上記3社が日本の海運中軸企業として中長期で活躍すると考えています。

数値面(2025年9月時点)

購入した理由で触れているのは、主に環境面でのお話ですが、こちらはファンダメンタルズのお話です。

数値面では少々割安で買いだと言えます。ただし、断面で切り出した数値ですので過去の経緯を考慮すると余談は許しません。日本郵船や商船三井の方が数値面では割安感があるかなと思います。

海運は徐々に円高が予想される為替や都度変動する燃料費や海上運賃の影響が今後どうなるかという不安要素もありますので、都度数値を確認しての判断が必要になりそうです。

ただ、市況により凸凹はするとはいえでも中長期で安定した利益が生み出される銘柄だと考えておりますので、中長期で保有意向です。

投稿時(or更新時)の分析

良い点

PER
PBR1倍以下
PER×PBR10倍以下
EV/EBITDA10倍以下
ROIC
ROE15%以上
自己資本比率70%以上
営業利益率
純利益率10%以上
増配1期連続
配当利回り5.0%以上
配当性向20%程度
フリーキャッシュフロー4期連続プラス
IR資料の数値を基に2025年9月筆者作成

いまいちな点

PER10倍以上
PBR
PER×PBR
EV/EBITDA
ROIC5.0%以下
ROE
自己資本比率
営業利益率10%以下
純利益
減配
配当利回り
配当性向
フリーキャッシュフロー
IR資料の数値を基に2025年9月筆者作成

こちらで各種指標の説明をしています。

まとめ

以上、川崎汽船の概要と私が購入した理由を記載させていただきました。海運は他にも日本郵船と商船三井も保有しております。

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