
こんにちは。よしです。
私の売買の基準と考え方を共有します。
まず、優先して考えていること。
常に根本にある考え方は、「出来るだけストレスを感じないようにする」です。
株式投資でストレスを感じるときと言えば、大きな含み損がある時ではないでしょうか?私は約140銘柄を保有していますがそのうち含み損の銘柄は20銘柄を切っています。損失額は5%以下の銘柄が大半を占めており、取得したばかりの銘柄、もしくはすでに配当を受領しており実質プラスの銘柄で構成されています。-10%以上の銘柄はジャパンクラフトホールディングスでして、現状優待で元は取れている状況です。もちろん株単体で利益を出せるに越したことはないのですが。
損益率 | 銘柄数 |
-20%以上 | 0 |
-20%~-10% | 1 |
-10%~0% | 17 |
0%~10% | 43 |
10%~20% | 27 |
20%以上 | 54 |
なぜ大きく含み損を抱える銘柄が少ないのか。
話を「出来るだけストレスを感じないようにする」に戻します。投資をしながらストレスを出来るだけ感じないようにするにはほったらかしか積み立て投資をするというのが簡単だと思いますが、ここでは、私は優待が欲しく、個別株も見ているので個別株に投資する前提で話をします。
私はポートフォリオの大半がプラスになっており、含み益を抱えている状況から多少の値動きは全然気になりません。どうやって実現しているかといえば背景は大きく3つ、
- 保有期間が長ければプラスになりやすいから
- できるだけ安いときに買っているから
- 損切をしているから
それぞれ私の投資手法を交えてご説明します。
保有期間が長ければプラスになりやすい
1つ目「保有期間が長ければプラスになりやすいから」をすごく簡略化いたしますと。
世界人口増加
↓
ものやサービスの需要増(よほどいらないものでない限り)
↓
物価は緩やかにインフレ(短期では変動有)
↓
企業の売上増加(同じく短期では変動有)
↓
利益増加(環境が変わらず売上からの割合で算出される前提)
↓
株価上昇
という流れになるため、株価は右肩上がりになります。株式を介さない資金調達が主流になったりすればこの流れは崩壊するのですが、結局代替となった手段で似たようなことが起きるはずです。この長期では右肩上がりという法則が成り立たなくなる時は経済が崩壊する時だと考えています。
よって保有期間が長ければ長いほど株価は上昇するのが一般的です。一方で日本株がバブル崩壊から30年以上日経平均最高値を更新しなかったという事実もあり、これは日本が長らくデフレであったことから説明はつくのですが世界的な物価上昇は文字通り世界規模で考えた場合であり、日本という国単位でさえ成り立たない(正確には長期保有が30年以上である)場合があることには注意が必要です。
実際バークシャーハサウェイによると1965~2023年までのS&P500種株価指数の年平均リターンは10.2%(配当込)だったということで、複利で計算すると投資資産が7年後にほぼ2倍になる計算となります。当該期間に米国のインフレ率は10%を超えることはあまりなく、多くは1%台~3%台でしたので投資をしていた方は大きく実資産額を伸ばしたことでしょう。
できるだけ安いときに買うには
2つめの「できるだけ安いときに買っているから」を説明します。
実際問題、株価が底であるときに買うことはできないと思います。
ただ、比較的安く買うことは出来ます。例えば、「事故は買い。事件は売り。」という格言が参考にできます。なんらかのイベントで株価が下落した際に、短期でしか影響しない事故で再現性があまりないもの(例えば、地震による軽度の機器破損等)は買い。企業体質が基で、長期で影響し再発するような事件(例えば、隠ぺい等)は長期で業績に影響を与えるため売り。という意味です。
株価は将来の利益を反映したものですので、株価の下落が短気な事象によるものであれば当然買いという判断になります。
数値で説明すると、ある事象が将来にわたり5%利益を下げるものであれば、株価が5%下がるのは妥当です。一方で1年のみ5%利益が下がりますというものであれば、株価が5%下がった場合当然買いです。
株価が下がった際は、「今後も下がったらどうしよう。」と不安になることもあるかと思います。物事を理解すれば不安は減るかなと思いますので、先ほどの長期でみれば株価は上がるということに似ていますが補足します。
必要なものは必ず需要が生まれます。ですので、一時的に株価が下がろうともまた上がります。俗にディフェンシブ銘柄といわれる電力や交通といった基幹インフラはこのような考え方ができる代表例となります。そのほかにも、急になくなったら生活できない(=生きていくことが困難、もしくは著しく不便となる)ものはディフェンシブ銘柄と考えることが可能です。一方で、本当に今後も必要なものなのかという点はバイアスが働いていないか注意が必要です。
ここまでは理屈の話で、実際どう対応するかという話ですよね。私がどうしているかを紹介しておきます。応援したいとか、最近よく目にするとか理由はなんでもよいので、事前に欲しい銘柄に目星をつけておきます。そして目星をつけている銘柄が3%以上下落した際に、理由を確認します。値下がりに理由がつかなければ買いの可能性が高いです。
楽天証券やYahooファイナンスでアラートが設定できるので興味がある方は登録の仕方を調べてみてください。
花王の2025年4月11日(前日比-7.6%→翌日+3.1%)
村田製作所の2025年5月1日(前日比-12.8%→翌日+3.1%)
等が最近だと安く変えた銘柄となります。
損切をするには
最後の「損切をしているから」を説明します。
よく、自分でルールを決めて取得価額から-10%以上下がったら損切とかありますよね。私は、買った時点でそれなりに安いという前提で買っているので単純な値下がりでは損切しません。それがマイルールです。むしろ買い増します。損切するときは「想定していた前提条件が崩れたとき」か「ほかに買いたい銘柄があって現金が欲しいとき」のパターンが多いです。後者は利確の際の理由にも使います。
値下がりした株の買い増した分だけで考えて利益が出ていれば、いったん(平均取得金額からすると損でも)現金化することもよくあります。ほかに買いたい銘柄があるからです。売却後再度下がれば買い増しますし、上がれば含み益を抱えた状態で安心して過ごせます。
値下がりした際に、理由がなければ価格は戻ります。値下がった理由の本質に気づけず、買い増してしまったこともありますが、本質に気づいた段階で(その金額が下落価格と照らし合わせて妥当か考慮したうえで)売ります。それができるかという話かもしれませんが、基準を決めておくというのがやはりひとつの指標になるかと思います。冒頭の例でいえば-10%の価格下落、私は前提条件からの乖離ですね。
私は大体新規銘柄購入時は複数単元購入して、価格上昇時は優待基準等を考慮しつつ一部を売却して利益を確定させて残りを中長期保有分として残します。中長期では株価は上がりますので、含み益を抱えた銘柄が増えていき、短期の値下がりをした銘柄への投資で資産を増やしていく。こうしてストレスを出来るだけ減らして投資をしています。
まとめ
ここまでの話で気づいた方はいるかもしれません。積み立て投資のドルコスト平均法を定期積立ではなく、自分でやっているだけです。①安いと判断している銘柄を、②昨日より安くなった際に、③理由を考えて購入する。
理由がない下げであればランダムウォークによるものと判断、理由があれば理由以上の下げであれば上がる余地があると判断という具合ですね。ドルコスト平均法は購入タイミングが短気で見て割安かは不確定性が大きいですが、長期で株価が上がるという前提での投資手法です。私の手法では、ドルコスト平均法に比して短期でも相対的に割安のタイミングで購入できる可能性が高くなります。
まとめると、私のマイルールは以下となります。
- 購入候補は事前にまとめておく
- 3%以上下がっている場合理由を確認
- 購入時と前提条件がが変わっていなければ保有する
一方でドルコスト平均法と比べたデメリットも存在します。
- 手元現金がある程度ある前提(銘柄数を絞って、投資額と手元現金を調整してください)
- 価格が上がり続けている銘柄では購入時期を逃す(欲しい銘柄の目星を複数考えてください。上がった銘柄は短期では縁がなかったと割り切って、割安になるタイミングを待ちます)
この辺がデメリットだと思います。どの考え方にも良し悪しはあるかと思います。結局どのような方法が自分にとって一番ストレスをかけずに、合理的に考えて投資ができるかだと思います。
個人的には、信用取引は鋼の心臓をお持ちの方か、十分な余裕資金がある方以外は取引をお勧めしません。投機ではなく投資をしているのですから。
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